2007.01.31

プチ・ベジな、パスタ♪

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僕の場合、野菜と魚大好き! なのでいわば“フィッシュ・ベジタリアン”である。
週末、らーめんを除いて焼肉や、鍋に肉を使うのは家内や息子のためで、僕は麺と野菜、魚があれば生きていけるのだ。それでも、なんとなく身体に動物も魚介類も入れたくないときがある……。

御存知のようにパスタにおける“アーリオ・オーリオ”はそんなときに、感心するヘルシーな調理法である。
アーリオ(ニンニク)とオーリオ(オリーブ・オイル)にパスタという組み合わせは、精進料理そのものである! そこに唐辛子(ペペロンチーノ)が加われば、黄金のパスタになることはいうまでもありません。
で、ちょっと週末、あるいは深夜に腹ぺこで帰宅したときに“プチ・ベジタリアン”を気取って作るのがこの2品。

【自家製短冊メンマのアーリオ・オーリオ】
1.自家製短冊メンマを刻む。
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2.EXバージン・オイルでニンニク微塵切りを弱火でじっくり炒め、1を投入し軽く炒める。
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3.白ワインとタイム(ドライ)を投入し、塩で調味。
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4.茹でたてのパスタ(スパゲッティーニ)を入れ、弱火でじっくり混ぜ合わせる。
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5.海が恋しいから、刻み海苔をたっぷり乗せていただきます。
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これは既に調理済みのメンマの旨味が、白ワインに溶け出し、タイムの香りが加わることで完全ベジタリアン仕様にもかかわらず、適度なボリューム感もあり満足な一品。
メンマの食感がシャキシャキと、たまりませんぞ♪

【エリンギのアーリオ・オーリオ】
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これもベジタリアン仕様、作り方は上の“自家製短冊メンマのアーリオ・オーリオ”とほぼ一緒ですが、タイムではなく白胡椒をたっぷり加えてあります。
エリンギを必ず手で裂く(ソースが染みやすい)のと、白胡椒の風味が決め手です。
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こんなパスタを食べると、身体が清められる(あくまでプチですが)気がする。
まあ、人それぞれなんで何ですが、ベジタリアンの人はあまり好きではない。
人が肉や魚を食べてるのを、野蛮人を見るような眼でみるのが嫌だ。
宗教に自由があるように、何を食おうと自由ではあるがそれぞれの国の食文化を維持し、後世に伝えていくのも大事な生き方だと僕は思う。
韓国で歓待されているとき、焼肉はまあ良しとしてもキムチには箸をつけるべきだ。
それは主義を越えた“礼儀”だと思う。
アラスカでエスキモーに歓待されても、アザラシの肉を食わないとしたら他に食うもんないよ!(アラスカなんて、行かないか?)
そもそもベジタリアンを自称する拝は、そういう場所に行っちゃいかん。
黙って、人に迷惑をかけない山里で野菜でも作ってろ! っての……。
ついでに、若造よ! 男のくせに眉毛剃るな!!(ハンカチ王子含め)
ジーンズの股上を膝まで下げてピョコピョコ歩くな!!!
ペンギンはかわいいけど、お前らはかわいくない!

と、まあベジタリアン及び若造への積年の恨みを晴らしたところで(あ〜、スッキリした)、一気に肉食にもどります。(あらあら)


【残りものカレーの煮込みスパゲッティ】
カレーって大量に作った方が美味いので、つい作り過ぎる。
うちの家内もそうで、結局、冷蔵庫の奥でカビさせてしまうことしきり。
だからといって単純に茹でたパスタにカレー・ライスならぬ“カレー・スパゲッティ”ってのも、美味そうでいて今イチ味気ないのだ。ツルツルのパスタとマッチしない。
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1.余ったカレーを鍋に入れ、スープ(鶏ガラなど)でスープ・カレー状態になるまで伸ばす。
2.茹でたてのパスタ(スパゲッティーニかペンネ)を投入し、しばし煮込む。
3.2のパスタがソースを吸い込み、再び粘度がでてきたら完成。
たっぷりの粉チーズが合う。
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これはかなりいけます!
アーリオ・オーリオだろうが、トマト・ソースだろうが、ラグー・ソースだろうが、
パスタ料理とは、“混ぜる料理”なり!!(きまったぜ)





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Posted at 14:44 | パスタ | COM(0) | TB(0) |
2007.01.30

ヤマメを釣って、食べる!

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昨日ご紹介した“いちご狩り”は、午前11時前には修了。
まだ日も高く天気も良いので、伊勢原方面に向けて出発。
タイトルは“ヤマメを釣って、食べる!”と、いかにもアウトドアっぽいですが、大山周辺の釣り堀で、“ヤマメ(山女)”釣りへ。

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ニジマス釣り、イワナ釣り、ヤマメ釣りを選べますが、今回はあまり市販されていないヤマメを釣ることにしました。
料金は一竿2000円。竿とバケツと練り餌をもらいます。渓流釣りもありますが初心者向けに池釣りを選びました。
生簀ですから、入れ食いで息子も家内も簡単に釣ることができます。
最初は怖々でしたが、息子も家内も釣ったヤマメを針から外すことを憶えました。

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一竿4尾までは料金内。(3人家族の我家には充分)
微妙なところで、もとはとれていると思います。
釣った8尾を持参したアーミー・ナイフで下処理しようと思ったら、釣り堀の息子さんが綺麗に処理してくれました。
内臓を取除いても、ぴんぴん跳ねるヤマメを氷詰めしてもらい帰宅。

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【ヤマメの味噌焼き(4尾)】
1.微塵切りの長ねぎ、大葉をみりんと味噌で和えて、ヤマメの腹に詰める。
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2.アルミフォイルで包む。
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3.ガス台に遠火を作る道具を乗せ、焼き網を置き、2のヤマメを焼く。
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4.以前、釣好きな友人に教わった料理法だが、ヤマメに味噌の風味がしみて美味!
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【ヤマメの塩焼き(3尾)】
定番の塩焼き。文句なしに美味い!
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【〆ヤマメ(1尾)】
1.息子が釣った一番大型のものを三枚におろし、たっぷり塩を振って30分置く。
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2.1をひたひたの米酢(みりん少々)に、1時間以上漬ける。
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3.2の皮を剥き、とげ抜きで小骨を抜いて出来上がり。
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4.柚胡椒と醤油でいただきます。
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川魚は淡白なのに油が乗っていて、美味い!
ヤマメは5月を過ぎると水温が上がり、稀に寄生虫があるそうですが今の時期は大丈夫。でも一応酢〆はきっちりやります。
これがすこぶる美味です!!
日本酒の肴に最高です。
が、ほとんど息子と家内に食われてしまいました……。


●大山フィッシングセンター
0120-26-5584
神奈川県伊勢原市子易944
伊勢原駅から大山行きバス30分、鳥居前下車徒歩15分。
渓流釣り(2500円)・池釣り(ニジマス・イワナ・ヤマメ2000円)、バーベキュー場完備。
その場で焼いて食べる場合、焼き代一尾100円。





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Posted at 12:37 | 魚料理 | COM(0) | TB(0) |
2007.01.29

いちご狩り、初体験。

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昔、小煩いお袋を気にせずに、腹一杯食ってみたかったもの第一位にハウスプリンってのがあった。で、第二位ぐらいに入るのが、いちごです。
さすがに大人になってしまった今、そんなに食べたいとは思わなくなったが、息子や家内にとっては今も腹一杯食いたいものナンバー1ってことで、先週末家族揃って初めての“いちご狩り”に出かけました。

三浦半島まで脚を伸ばせば、いちご狩り農家は無数にあるが昨年夏オフ会で知り合い、以来お世話になっている、まさとし&よしみさんのブログ“横浜発! おいしいもの!”で、何と平塚でいちご狩りができると知り、いざ出陣!

早朝のほうが、一晩かかっていちごが冷えているので美味しいとのことで自宅を朝8時半ぐらいに車で出発。(午後になるとハウス内の温度が上がり、いちごが温まってしまうそうです)

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午前9時過ぎ、すぎやまいちご園に到着。
既に50名ほどが集まっておりました。いちご狩りは2〜3月まで楽しめるが、今が旬とのこと。
大人1500円、子供800円を受付で支払い開園と同時に入園。
ハウスの入口で、容器をもらい練乳を入れてもらいます。

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今回のいちごは“紅ほっぺ”という品種で、すぎやまいちご園では土でつくる“土耕”栽培。しかも無農薬です。
真っ赤に塾したいちごが、たわわに実り無数にぶら下がっております。

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とりわけ、ヘタ(顎)部分が赤くなっているいちごが甘い!(これポイント!)
練乳なしでも、充分に甘いです。
通常、スーパーに並ぶいちごは赤くなる前に摘み取って出荷されるので、枝についた状態で真っ赤になったいちごが一番美味しいのだそうです。

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制限時間30分、僕と家内が50個ぐらい、息子は60個食べたと豪語しておりました。
まあ、充分もとはとれています。
家内と息子は来週も行きたいぐらい、気に入った模様。
でもなあ、お父さんとしては来年までいいか?!って感じ?
だって、僕には1年分食ったって感じですから。
いくらなんでも、朝っぱらからそんなにいちご食ってどうするよ〜。(貧乏性なんで食いましたけど)
あと、情緒がない。
開園と同時に“さあ、食え〜〜!”ってのが、ちょっとなあ……。
僕はいちご狩りって、もっとピクニック気分で味わえるものだと思っていたのだ。

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最後にお土産も2パック(別料金1300円)ゲット!
一つはお世話になっているご近所さんにお裾分け。
あんなに食ったのに、夜にはまた家内と息子が残りを嬉しがって食べていました。

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●すぎやまいちご園
・〒254-0004 平塚市小鍋島1172 TEL:0463-55-0265
・大人(小学生以上)1500円、子供(小学生以下)800円 ※1月料金。2月以降HP参照。
・午前10時〜食べるいちごが無くなるまで(いちごがあれば午後3時まで)30分食べ放題、ミルクお替わり自由です。
※すぐ近くにバス停もありますが、上下線とも1時間に一本しかありません。車で行くのが賢明です。





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Posted at 16:24 | 散歩・旅 | COM(0) | TB(0) |
2007.01.26

たち鍋。

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近頃は流通の発達からか、魚屋にたち入りの鱈が並ぶようになりました。
北海道では真鱈(マダラ)の白子を“マダチ”。スケトウダラ(スケソウダラ)の白子を“スケダチ”と呼び、一般に鱈の白子を“たち、タチ”と呼びます。
因みにスケトウダラは太平洋北部、日本海、オホーツク海に多く、朝鮮語で“明太”、卵巣のタラの子“タラコ”を朝鮮半島で唐辛子で塩漬けにしたものが“明太子”の由来です。

余談ですが、ペットブログでもお馴染みのラブラドール・レトリーバーは網からこぼれた鱈の回収(retrieve)を業としていたのが由来だとか。

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話を戻しますが、いま旬の鱈は値段もお安く、肝や胃袋も絶品です。
買ってきて、2枚にさばきましたが胃袋には螢イカがびっしり、正に“たらふく(鱈腹)”状態で詰っていました。鱈の胃袋は韓国では“チャンジャ”として珍重されているほどでこれも美味い。
グロいので、胃袋内の螢イカの画像は割愛しましたが、思わず息子と「いいもん、食ってるね〜」なんて羨望してしまった。(おいおい)
胃袋はよく洗って内容物以外、鱈は全て食べられます!

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ふぐの白子も絶品ですが、鱈のたちも潮の香りがしてたまらなく好きです。
北海道の郷土料理“たち鍋”は、本来なら醤油味が正調ですが、昆布出汁で炊きポン酢でいただきました。
鱈は買ってすぐさばき、熱湯でさっと洗ってから酒をまぶし、冷蔵庫に半日寝かせると生臭さのない、切り身の鱈では味わえないほど美味しい状態になりますよ〜♪

レディサラダを梅肉で】鍋のサイド・メニューとして
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三浦大根と竹輪の煮物】鍋のサイド・メニューとして
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たち鍋用にさばいた鱈の切り身(骨のないほう)は、軽く塩を振り、ピチットシートに包んで冷蔵庫へ。翌日の晩酌“独り湯豆腐”に加えてもよし、焼いてお弁当のおかずにもグ〜!(古っ)
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Posted at 12:00 | | COM(0) | TB(0) |
2007.01.25

男のロマン。

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腹ぺこで、帰宅した。
家内と息子は眠っている。
「なんだよ〜、晩酌の準備がないなら、メールくれればいいのに〜」
落胆しても、腹は満たされない。
腹減った〜〜。
冷蔵庫は? な、何もない。
冷凍庫の食材を解凍するのも煩わしいほどに空腹である。
物音をたてないように、こっそり食庫を覗く。

1.オイル・サーディンの蓋を空け、ニンニク微塵切りを乗せて弱火にかける。
2.沸々としてきたら、ギュッとレモンを絞る。
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な〜んて感じで、年に一度か2度はやる料理? でございます。
以前、某氏がどこかで書いておられたが、
“明日地球が滅ぶという日に、シングル・モルトの肴にする”究極? いや極限の料理だそうで、スコットランドの草原を思いながら、これを摘み、静かにグラスを傾けアルマゲドンを迎えるのだそうだ……。
う〜む、ロマンだなあ。

おっと、こちとらそんな悠長な状態ではない!
腹、減った〜〜〜、のときには重宝してます、はい。
元はアウト・ドア料理だという。

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どうです! お行儀よく並んだ鰯が愛しいでしょ?
大海原で大型の回遊魚から身を守るため、整然と隊列を組んで泳ぐ鰯の姿が、小さな缶詰の中にそのまま再現されているようではありませんか。
深夜に独り、その愛しの鰯をふうふういいながら口に運ぶわけです。
あまりに空腹で、ガツガツいきそうなところ、熱いので、唇の火傷に気をつけながらゆっくり舌に乗せ、じっくり咀嚼する。
すると、鰯から潮風が口中にそよぎ、ニンニク風味が効いたオリーブ・オイルの香りが鼻孔から、ホワッと放たれ、最後に奥ゆかしいレモンの香りを伴って咽を通過するわけです。
で、シングル・モルトなんて気の効いたものはないので、眞露をストレートで流し込む。
眞露が、オリーブオイルで滑りがよくなった食道をストーンと流れ、空腹な胃をじわっと痺れさせる。
それを、うん、うん、とうなづきながら孤独に繰り返すのであります。

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えっ、僕がそのとき何を夢想するかって?
スコットランドの草原なんて知らないしなあ。
深夜に、独りでいけないことしてる感じ?
誰かに「そんなもの、食べて〜」と叱られそうなところ、周囲を気にしながらモソモソ食べるって感じ??
でもね、こういうときは秘め事めいたほうが、ロマンを感じるものなのです。
だから、実は自分で「そんなもの、食べて〜」と演出しているところがある。
ここで、堂々と食ってしまったら、元も子もない。
うん、ロマンだ、ロマンだ。
「エッチな本だって、堂々と買えるようになったら、つまんないしね」
あの思春期の、本屋のレジ前で妙にそわそわした頃。
49歳の僕が今、同じことをしても、誰も咎めないでしょう?
それじゃあ、面白くもなんともない。

だからね、たまにこそこそと鰯の缶詰を炙るわけなのです。
ささやかな、男のロマンをもとめて……。





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Posted at 12:00 | 魚料理 | COM(0) | TB(0) |
2007.01.24

今どきの子供。

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ゴルゴンゾーラ、ブルーチーズ等の青カビ系チーズはホウレン草と相性が良いのである♪
関東では、今ホウレン草が畑の隙間に青々と生えています。
息子は青カビチーズが大好物!
ってことで、クリームソースのペンネを作ってみました。

1.ホウレン草は適当に刻んで、ペンネを茹でる。茹で上がりの5分前に刻んだホウレンソウを投入し、一緒に茹でる。
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2.1と同時にフライパンでブルーチーズと生クリームを弱火で合わせる。
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3.2が溶けて混ざったら、白胡椒、白ワインを加える。もの足りなければ(チーズの塩気があるので)、塩で調味。
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4.茹で上がった1のペンネとホウレン草を湯切りし、3に投入しバターを加える。
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5.バターが溶け、きっちり混ぜ合わせて完成。
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6.食卓でパルミジャーノ、挽きたて黒胡椒を乗せてアツアツをいただきます♪
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それにしても僕が子供の頃は、雪印の三角チーズ(プロセスチーズ)しかなく、もっぱらお父さんたちがビールの肴として、サラミなんかと一緒に摘んでいた。
チーカマなんてもっと後に登場したし、穴空きのチーズ(エメンタール)なんて、“トムとジェリー”で観ていただけで、外国にはあんなチーズがあるのかあ、なんてぼんやりと思っていた。
ましてや、青カビチーズなんぞ意識の外。
それがいまや、息子はゴルゴンゾーラだ、やれプロシュートだの……。
おまけにカルツォーネが食いたいだの。(んなもん家で作れるかっての)
お前はイタ公か?! ってな具合である。(やれやれ、興奮して下品になってしまった)

確実に時代とともに食文化も変わってきていますね。
可愛い話だが、息子たち小学生のあいだでは、“サイゼリア”がステータスだそうである。
「おれさ〜、きのう家族でサイゼリアいったんだ〜」
「えっ? マジ〜? そういえば、おれしばらく行ってね〜な〜」
なんて会話が、近所のサイゼリアを見上げて、飛び交っているらしい……。

はい、はい。お父さんのいない隙に、君たちはサイゼリアなんぞで楽しんでいるのだね。
可愛いもんです。
いや、しかしだね。僕の子供のころなんて、外食といえばラーメン屋さんでしたよ。
微笑ましくもあり、やっぱり、お前らイタ公か!! と、またお父さんは嘆くのであった。





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Posted at 12:00 | パスタ | COM(0) | TB(0) |
2007.01.23

すぐおいしい、すごくおいしい♪

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すぐおいしい、すごくおいしい〜♪
昨日の萬珍楼から、一気に話を地べたに戻します。

1958年、僕が生まれた翌年にチキンラーメンが発売された。
小学校低学年のとき、我が古里北海道でもインスタントラーメンが出回り、僕が初めて口にしたのはメーカーは定かじゃないが、袋に熊ちゃんのキャラが描かれた“ベアーラーメン”という熱湯を注ぐタイプの即席麺だったと思う。多分、ベアーというからには北海道限定だったのかも知れない。
まもなく、流通上の都合からか我が地方では“マルちゃん”が主流になり、土曜のお昼といえばマルちゃんの“ダブルラーメン”かジャガイモのふかしたのが定番だった。
結局、そんな経緯で僕は当時“すぐおいしい、すごくおいしい〜♪”は経験していない。

やがて、高校一年1974年に上野でモナリザ展があり、僕は学校を休んで親戚を頼って上京した。
そのとき、銀座の歩行者天国でいわゆるニューファミリーといわれた長髪ベルボトムのお父さん、サロペットのお母さんとその子供等がカップ・ヌードルを路上で歩きながら食べていた。キャンペーンだったらしいと後で知ったが、僕はかなり驚いた記憶がある。以来、僕はカップヌードルもカップワンタンもかなり食べた。上京し、独り暮らしではチキンラーメンのお世話にもなった。

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チキンラーメン、カップヌードルの開発者、安藤百福(あんどう ももふく)さんが、正月5日に死去されました。

安藤さんが自宅の敷地内に作業小屋を建ててチキンラーメンを開発したのは、戦後文部省が学校給食にパンを導入したことに憤り、日本人が慣れ親しんだ麺に手軽に親しんでほしいと奮起したことからだそうだ。
そのチキンラーメンが世界に普及し、NYのビジネスマンがオフィスで、紙コップに砕いたチキンラーメンとお湯を注いで食べてるのを目撃して、カップヌードル開発が閃いたのだそうだ。
5日の夕刊で安藤さんの急逝を知ったとき、色々な感慨があった。
安藤さんは心から麺を愛していた方で、僕は1988年初版の『麺ロードを行く』安藤百福編/講談社という本を持っている。これは安藤さんが団長となり、カメラマン含め総勢13名の取材班が中国全土の麺を食べ歩く旅をまとめたもので、麺のルーツや本場中国の多彩な麺料理が紹介されていて、今でも僕の貴重な資料なのである。

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僕がらーめん作りを始めたきっかけは、勿論美味いらーめんを自分で作りたいという理由からだが、冒頭にも書いたが、実は大のインスタントラーメン好きであり、添加物の問題から息子には食べさせられないと判断したからでもある。
だから、息子が生まれてからというものインスタントラーメンを口にしていない。
安藤さんは、亡くなる直前まで毎日欠かさず昼食にチキンラーメンを食べていたそうである。
で、この記事を書くにあたりチキンラーメンとカップヌードルをスーパーに買いに行った。以前買ったのが一体何時頃かも憶えていないほど。その行為に家内と息子が驚いていたが、僕はもっと驚いた。
今のチキンラーメンとカップヌードルは無添加なんですね。びっくり!

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いつからなのだろう? ビタミンなども豊富に入っているではないか?!
息子は家内の実家で、たまにインスタント焼ソバを食べるらしいし、北海道に行ったときも相変わらずインスタントラーメンを食べている爺ちゃんに食わされたことを告白している。だが、我家では一切食べたことがない。
生まれて初めて、チキンラーメンとカップヌードルを食べた息子の感想は……。
勿論、すごく美味しい! を連発していた。
いくらお父さんのらーめんが美味しかろうと、こればかりはしかたがない。
僕だって、そうだったのだから。

【チキンラーメン】やかんに昆布を入れて沸騰した湯(昆布出汁)をそそいで、たっぷりの黒胡椒を乗せると、すごく美味しいよ♪
余った昆布出汁は湯のみで塩を振って飲めば天然昆布茶になるよ♪

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【カップヌードル】鶏ガラスープとネギ、たっぷりの白胡椒をのせると、すごく美味しいよ♪
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カップヌードルは今や80カ国で消費され、関連商品も含め発売以来累計200億食が製造、消費されているという。各国のモニター調査から万人受けするフレイバーを開発するそうで、間違いなく20世紀の大発明である。
昔、ジャマイカに旅したとき、僕としては珍しく現地の食事に馴染めず、スーパーで多彩なカップヌードルを見つけ、醤油フレイバーを発見したとき、真からホッとしたものだ。

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さすがにそういう極限状況下以外では、すごく美味しいとは思えなくなってしまったが、改めて、故安藤百福さんの偉大なる功績に敬意を表し、ご冥福をお祈り申し上げます。


※安藤百福(1910年3月5日〜2007年1月5日)台湾生まれ。
戦後中華民国国籍を選択したが、後に帰化した。
立命館大学専門部経済学科修了。在学中よりメリヤス関係の会社を設立し、その後、機械部品、幻灯機の製造等多くの事業を起こした。戦後、塩、栄養食品の製造・販売、百貨店経営等手がけ、1958年にチキンラーメンを開発・発売。1971年カップヌードル開発・発売。






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Posted at 13:24 | 雑文 | COM(0) | TB(0) |
2007.01.22

萬珍楼。

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実は成人の日の休日、萬珍楼に行った。
創業明治25年。現在の店舗は2003年にリニューアル・オープンした。
泣く子も黙る、あの萬珍楼である。
敷居の高さはいうまでもないが、リニューアル以前、かなり昔に一度行ったきり。
むろん息子は11歳で成人式ではない。だから、特別な日でもなんでもないのだ。
前日、息子が北海道から帰ってきたこともあり、お父さんは気が緩んでいたのかも知れない。

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山下公園や港の見える丘公園、外人墓地など散策しながら中華街に。
最初はね、前から眼をつけていた製麺所で中華麺を買い求めてぶらぶらしていたんです。
それで、歩き疲れて腹が空いてきたんです。
悪気はないんですよ。つい出来心に冒険心まで加わっちゃいまして。
お父さんは気が緩んでいたんでしょうね。やはり。
年末からスタートしたレギュラー仕事に、ちょいと気が大きくなっていたこともあるか?
気がついたら、あの萬珍楼の威圧的な門をですね、ままよ! ってなノリでくぐってました。
くぐった刹那、息子と家内が「お父さん、大丈夫?」といった気がする……。

どーん! とだだっ広い、ど〜んと高い天井のある受付で人数を告げ、長〜い廊下を進んで奥へと案内される。このあたりで、かなり迷いは吹っ切れている。ゆったりとした調度のボックスに腰を降ろし、給仕がうやうやしく差し出すメニューを開く。
ははは、お父さんは思わず笑っていましたね。メニューを眺めて。
笑ってみると、不思議なもんで腹が座ります。やはり何ですね、笑いは体内に充分な酸素を促し、気持ちを落ち着かせるんですかね。(いいわけは、もういいって)
落ち着けば、後は野となれ山となれ、おお、美味そうな紹興酒、牡蠣も美味そうだ、おおスッポンもあるではないか! ってなもんですわ……。
あ、毎度前置きが長いですね。

【山桃スカッシュ¥800】息子用。
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【珍蔵紹興酒¥1800】夫婦で。
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【蚫のオイスターソース煮Sサイズ¥3900】
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【白魚と小柱のサラダSサイズ¥2000】
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【牡蠣と和豚の初春膳Sサイズ¥2300】
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【さやいんげんのXO醤炒めSサイズ¥1300】
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【すっぽんの煮込み¥5500】
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【薩摩芋のアイスパフェ¥800】家内用。
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【マンゴプディング¥700】息子用。
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【マンゴシャーベット¥500】お父さんの。
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税・サービス料込みで、お値段¥22990也。
Sサイズとあるものは、普通サイズだと倍以上の値段ですが、家族3人ならSで充分な量でした。

いやね、実はこう見えても(見えてないか)、銀座一のお一人様20万円の超高級クラブにだって行ったことが、いや連れて行ってもらったことだってあるんですよ。
四谷の“纏”で、一貫2000円の大トロだって食ったことあるし(これも奢りでしたが)。
中華なら日本一といわれ、常に錠付き食庫に3億円相当の食材が眠る銀座“福臨門”にも行ったことがあるんです。ま、これは支配人が知り合いで、わけありで高級古酒紹興酒飲み放題一人10000円で激安コースを仕立ててもらったのですが。(福臨門はランチでも一人10万円の店)
日頃、僕だって接待でもっと金を使うことだってあるんです! 
だから、この歳になってどんな店に入ってもビビることはありません。※20代の頃はオーラ不足で、よくボラレましたけど……。

では何故、こういう高級店に入るときにそわそわするのか?
一見で、店を選ぶのを躊躇するのか??
高いのはわかっている。だから、その対価に見合った料理なのかどうかで心が揺れるのであります。どうも性格がいじましいのか、過剰にコスト・パフォーマンスを期待するわけです。
「高い金払って、もとがとれなかったらどうしよう……」ってね。

え〜、萬珍楼はですね。
コストに見合った、そういう意味では堅実(サービス)な美味しい中華料理であります。料理だけなら中華街には同レベルの店は他にもありますが、やはり雰囲気やサービスは一流店の風格。
お祝いごとや接待など、ハレの日こそ相応しいのではないでしょうか。
と、コメントしておきます。

※皆さん、究極の中華料理は中国でしか、食べられません。何故なら、中華の一級料理人は国の管理下にあり、門外不出だから。





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Posted at 12:00 | 外食 | COM(0) | TB(0) |
2007.01.19

父親たちの星条旗/硫黄島からの手紙

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注)僕の映画評・読書評は、未見・未読の方のために、一切内容(あらすじ)に言及しないことを枷としております。あらかじめご了承願います。

さて、クリント・イーストウッド監督の、日米双方からの視点で描いた“硫黄島”2部作を観た。

父親たちの星条旗、硫黄島からの手紙
昨日、硫黄島からの手紙がゴールデン・グローブ賞外国映画賞を受賞(これを書いてるのは17日)した。喜ばしいことであります。
僕はまず、正月5日に『硫黄島からの手紙』をみなとみらい21ワールドポーターズで観た。
『父親たちの星条旗』を後回しにしたのは単館上映だからである。
つまり、これはイーストウッド監督は日本の映画ファンには『硫黄島からの手紙』を観てほしいということである。そして、願わくば『父親たちの星条旗』も観てほしいということだと判断した。

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これは重要なポイントである。
今まで、米国が描いてきた戦争映画はことごとく“ヒーローとしてのアメリカ”だった。
だが、『父親たちの星条旗』のエンディングでは、
“ヒーローなんていらないんだ、人々が、必要として勝手にヒーローが作り出される”
というようなメッセージで終わる。
『父親たちの星条旗』は米国人の戦争の傷みを描いており、かたや『硫黄島からの手紙』も日本人の戦争の傷みを全く平等な視点から描いている。
硫黄島の戦い”をリアルタイムで、日米双方向から捉えてある。
だから、互いの国が互いの葛藤をもって観ていい、という極めてリベラルな発想をもってして、平和の意義を問うてくる……。

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私ごとで恐縮ではあるが、10年ほど前にベトナムに旅をしたことがある。
訳あって、ガイドをしてくれた初老の紳士は、ベトナム外務省のエリートだった。
その方が親切な方で、僕は終止ベトナムの経済状況など興味本位で質問していた。
そんな中、ベトナム中部の少数民族の部落を訪ねたときに、だいぶ気心が知れてきて“ベトナム戦争”のことを質問してみた。
彼はあの戦争で、20年間穴の中で戦い、生活をしたあの“ベトコン”の一人だった。
トンネル生活に入る前夜、結婚式をし、終戦の20年後に家に戻ったら見たこともない二十歳の息子が迎えてくれて、本当に卒倒したというエピソードを少数民族の横笛を物悲しく吹きながら、涙まじりに流暢な日本語で話してくれた。
永いトンネル生活中、日本共産党婦人連から盛んに物資が贈られたそうで、彼は「この戦争が終わったらベトナムと日本は友好国となる」と信じ、贈られた日本の本をロウソクの灯で必死に読み、日本語を自力で勉強したそうである。気の遠くなるような孤独と失望の中で、大変な精神力と努力だと思う。そして、最後にこういった。
「日本人にはわからないかも知れないが、私たちにとってソ連兵は大事な友人だった……」
以来、僕は脳天気な米国製のベトナム戦争映画を観るのがいやになった。



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当たり前だが、米国人が作るベトナム戦争映画は、ベトナム人、旧ソ連人が悪漢として描かれる。
米国と友好国の日本も、そういう観念が自然と染み付いている。
だが、日本人が第二次大戦を描くと米国が悪漢と化す。
むろん、アメリカ人からすれば日本が悪いという話になる。

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しかし、イーストウッド監督は『父親たちの星条旗/硫黄島からの手紙』を通して、戦争における善悪の無意味さを徹底的に問いかけてくる。
戦争から得るものはヒロイズムなんかじゃなく“傷みと悲しみでしかない”ということを圧倒的なリアリズムで、たたみかけてくる。

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『父親たちの星条旗』『硫黄島からの手紙』、
どちらから先に観るか? 順番はどうでもいいと思う。
あるいは、どちらか一作だけ観てもかまわない。でも、どちらかを観れば必ず両方を観たくなるし、それがイーストウッド監督の“硫黄島”2部作の意味なのだ。
何故ならば、両方を観ることでより戦争における“善悪”という嘘くさい大義名分、その無意味さがより重く突き刺さってくるのだ。
戦争は“傷みと悲しみ”だけが双方に残る……。

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責任は当事者双方にある。
だからこそ、“硫黄島”2部作で、繰り返してはならない愚業を悔い改めるのである。





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Posted at 12:00 | 映画 | COM(0) | TB(0) |
2007.01.18

タコの丸かじり2。

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“タコの丸かじり2”お約束、タコ飯です!
今まで、色々な炊込み御飯を紹介してきましたが、これは究極です。
タコ飯を語らずして、炊込み御飯を語るべからず、ってなもんです。(ほんとだってば)
市販のボイル済みのタコでも、充分に美味しくできますが、やはり活けタコで炊くのが本流ってもんだべさ!(何故か、また道産子にもどる)

さて、前日のタコ刺しを造ったときに出た、脚の先、吸盤、皮は捨てちゃ〜いけない!
チルド室にそっと、置いておこう。(普通に置いてもいいけど)
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翌朝、洗った米(餅米少々含む)に分量の水をはり、酒(米一合に大さじ一杯の割合)、薄口醤油(米一合に大さじ一杯の割合)を混ぜ、昆布と上記タコを乗せて炊飯する。
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炊きあがりました〜、どうです? 赤飯のように鮮やかな赤です!
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鼻孔を膨らませ、目眩がするような芳香を嗅ぎながら、よ〜く、混ぜていただきます。
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刺身だと淡白だったタコが、炊込み御飯では“濃い〜奴”に変身する。
刺身時代は色白控えめで、ちょっとクネクネしながら恥じらい楚々としていたかと思っていたら、炊飯器の中で米と一緒にのたうち回り、踊り、怒り、真っ赤な赭顔に変貌している。
それを「ごめんごめん」といいつつも、う、美味〜い! といただく。
「内臓以外は余すことなく、丸ごといただいたんだからさ」と、開き直りながらね。

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たまりません。
おかず? 入りません、んなもの♪





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2007.01.17

タコの丸かじり1。

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さて、不肖noodlesが三崎まで行って大根だけ買って、おめおめと帰ってくるわけがない!
実はもう一つの目的があったのだ。
活けダコ〜〜〜♪ 

ってことで、今回は題して“タコの丸かじり1”でございます。
とはいっても、このたびは小型のものしか売っていなかったが、¥1500の活けダコをぶら下げて帰ってきました。大量の氷と一緒に梱包してくれるので仮死状態なため、あまり暴れません。
※夏場などは暴れ回って、洗っているそばから吸盤が吸い付き、大変です。

まず、息子にタコの生態教育。
「おお、スダールだあ!」と息子がはしゃぐ。(スダールとはウルトラQに登場した大ダコ)
家内も一緒になって、指に吸い付く吸盤で遊んでいる……。
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散々いじられて、タコの眼が心なしか怒ってます。
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タコはまず大量の塩で全体を扱き、ヌメリを徹底的に取除く。頭(胴)は指を突っ込んで裏返しにして内臓を取除き、元に戻す。
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それにしてもタコをさばいていると段々高揚してくる!
ねじり鉢巻で、大漁節かなんか鼻唄に歌いながら、えんや〜とっと〜♪(まあ、やらないけど)
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脚は全て、包丁で吸盤と皮を除き、先の細い部分もカットしておく。
一度、ピチットシートに包み10分放置。
これで、身が引き締まり旨味が増すのだ。
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太い脚なら薄造りにするのだが、今回は細いのでぶつ切りに。
ピチット効果で、切った部分がコリッと締まっているのがわかりますか?

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頭(胴)は塩を加えた水で20分ほど煮だし、これも刺身でいただきます。
※大型のタコなら、活け造り以外は煮出して(茹でダコ)、酢洗いし、冷蔵庫で保存します。毎日、酢を足して10日ぐらいは酢ダコが楽しめます♪
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ポン酢と万能ネギが、タコ刺しには抜群の相性なのだ!
ポン酢に出来立ての刺身を漬けると、ぴくぴくします。
これが、嬉しい。
頭(胴)も柔らかくて、ぷりぷりです♪
樽酒がすすみます、はい。
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とはいっても、生きたタコなんてさばけないワ〜、と思うでしょ?
僕が活けダコを自分でさばくようになったのは、バブルの頃、鮨屋で活けダコの薄造りをポン酢でいただいてから。最近はスーパーでも、活けダコの脚は手に入りますが、あまりに美味しくて“食への探究心”が沸々と燃え上がった!
まあ、ただの食いしん坊ともいえるが、ちょうど手持ちの料理書にさばき方が載っていたので見よう見まねで始めたのがきっかけです。

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少しの勇気と、大いなる探究心で道は拓けるものであります。
やっただけの価値は保証します!!





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Posted at 12:00 | 魚料理 | COM(0) | TB(0) |
2007.01.16

三浦大根、丸かじり。

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週末の午後、突然息子が三浦の大根畑に行きたいといい出した。
大根畑の中を、ドライブするのが気持ちいいのだという。
さすが、我が息子! である。
三浦半島の大根畑は広大で、見渡す限りの大根を眺めているとホッとする。
「よしよし、今年も沢山の大根がね」なんて、妙に安心する。
こんだけあれば、とりあえず神奈川県民だけは今年も美味しい大根にありつけるなあ、なんて安堵がある。
ならば昨年より、ちょいと早いが、三浦大根でも買いものがてら行ってみるか?
ってことで、車で出かけました。
少し寒かったけど、天気は良好、絶好のドライブ日和♪

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三崎で三浦大根とレディサラダ(新野菜)合わせて¥350を購入し、帰路日没を眺めてから帰宅。
今回は市場で大根を見た瞬間に、息子が大根のお鍋が食べたいといい、閃いた!
鰤や魚のアラで大根を煮込んでも美味いが、なんたって三浦大根は煮くずれない。
こりゃ〜、豚バラ肉でとことん煮込んだ鍋でも作ってみるべか?(何故か、急に道産子にもどる)
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題して、三浦大根丸かじり鍋!!
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土鍋に鶏ガラスープと1センチ弱に切った大根、葉っぱ、椎茸、豚バラ肉をぶち込み、一時間煮込む。豚バラ肉は2センチ弱ぐらいの大きさにカットして酒と片栗粉をまぶしておく。調味は酒と薄口醤油、塩で。
※剥いた大根の皮も入れちゃいます!
仕上げに餅(丸い、きりたんぽのような餅)を投入して食卓へ。
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豚バラ肉の油がじっくりシミシミした、三浦大根がもうホクホクはふはふで、ふふぁ〜い(うま〜い)。
おまけに、豚バラ肉が熱々トロトロで、ほう、はぁいほー♪(もう、さいこー♪)。
息子も家内も、ほいひ〜〜〜(おいしい〜〜〜)の連発でひた(くどい!)。
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豚バラ肉に片栗粉は正解でした。くたくたに煮込むので肉の旨味をブロックしてくれる。
レディサラダは薄くスライスして、塩で揉んで水気を出してから洗い、土佐酢とごま油で揉み込んで和風サラダに。
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多分、三浦大根丸かじり鍋は新発明ではあるまいか?(自慢!)
美味しいよ〜♪

※三浦大根はここで買えます!





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Posted at 12:53 | | COM(0) | TB(0) |
2007.01.15

搾菜茶漬け。

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人にはそれぞれトラウマがあると思う。
ことあるごとに搾菜を料理に使いますが、これにはちょいと訳がある。
勿論、塩抜きして刻み、ごま油で炒めても美味い。
しかし、搾菜は鶏ガラスープと非常に相性が良いのだ。
これは、以前ネパールに旅したときに経験した。
僕は搾菜というとネパールなのだ。

ネパール滞在中、来る日も来る日も、当然カレー料理である。
カレー料理とはいえ、様々なバリエーションがあり、最初は嬉しがって食べている。
でも、朝も昼も夜もとなると、魚が食いたい! とか、つい無謀な愚痴がついて出る。
だが、魚料理ったってナマズぐらいしかないし、当然刺身の類いは皆無である。
カトマンズには日本料理店もあるにはあるが、なんじゃこりゃ! ってな親子丼とかに愕然とする。てんぷらうどんなぞ、丼ごと壁に投げてぶちまけたい衝動にかられる。

ネパール滞在一週間目ともなると、連日のカレー料理に辟易したのか、同好のクルーは僕以外全員、腹を下しはじめた。
で、帰国前日、お世話になっていた先方の会社が中国レストランにてディナーをセッティングしてくれた。先方の会社はネパールでも有数の建設会社で、中国レストランは彼等の経営する店だった。本格的な中華コース・メニューだったのだが、そのときに搾菜と鶏のスープが供された。
汚い話で恐縮だが、腹が下り、正に出るものもなくなってげっそりしたクルー達がこの搾菜のスープだけは、口に運び、その後みるみる生気を取り戻したのだ。
僕も、搾菜と鶏肉のスープがこんなに美味いものだったのか、と改めて感心した。
以後、横浜中華街でも搾菜と鶏のスープを試したことがあるが、残念ながらネパールでのそれほどインパクトはない。
ジャマイカに旅したときも経験があるのだが、全く日本の文化がない異国での中華料理ってのは心底ホッとするものです。
それだけ、我々日本人が中国料理に慣れ親しんでいるんだということを痛感する。
馴れない料理に閉口しているとき、少しでも馴染みのある料理にありつけたときの安堵は、いかに人間の体力が“気力”によって支配されているかを思い知らされるのだ。

週末、息子と二人で「お昼何食べようか?」と、冷蔵庫を覗き、搾菜で茶漬けを作ってみました。
搾菜の芳香を嗅ぎながら刻んでいると、いつも僕はネパールを思い出すのである……。

【搾菜茶漬け】
1.水と昆布、鰯煮干、鶏ガラを一時間ほど炊きスープをとる。
2.1のスープに千切りに刻んだ搾菜と生椎茸、餅を投入し、酒で調味。塩気は搾菜から出るので、足りなければ薄口醤油などで調節する。
3.冷や御飯を湯で洗い、器に盛って2のスープと具材を投入し、ロースハム角切りと長ねぎを乗せていただく。
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Posted at 14:39 | 家庭料理 | COM(0) | TB(0) |
2007.01.12

正しい、スキヤキ♪

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すき焼きと鮨、どっちが好き?
やった〜、今日は給料日、今夜は奮発してすき焼きにしよう♪
いくらなんでも、毎日じゃあ、せっかくのすき焼きのありがたみも地に落ちる!
スシ〜、スキヤキ〜、ゲイシャガール、がアメリカンにとっての日本だ!!
……なとなど、なんせ、すき焼きは“ごちそう”の代名詞である。

僕の子供の頃のごちそうは、牛肉はハイソサエティ仕様、庶民はもっぱらジンギスカンである。
たまに、おふくろが今夜はすき焼きだよ! ってな場合も実は“豚すき”だった。
だから、同様に今夜はしゃぶしゃぶだよ! ってときも実態は“ラムしゃぶ”だった。
母曰く、理由は北海道では、牛肉が高価で庶民のものではなかったから。
結局、僕は東京で浪人生活をするまで牛肉を知らなかったのだ。
しかも、やっと初めて口にしたのが牛丼だった……。

そんなわけで、僕にとっては今でもすき焼きは敷居の高〜〜い食べ物なのです。
なんか、すき焼きは“とっておき”とか“滅多なことでは”的なバリアを張り巡らしているのだ。
一般ピープルにはなかなか尊顔を拝めない“殿様”のような存在。
月一ですき焼きなんぞ、とんでもない! 罰当たりめ、控えおろう! と一喝された気分になる。
だから、我家では年一あるかないか? ってぐらいなもんだ。
そのせいか、すき焼きに馴れていない。
いわゆる関東風の、まず肉を一枚焼いておいて割り下を投入し、2枚目以降煮て食べるやり方にいつもこれって「すき煮じゃん」という戸惑いを感じる。
では関西式の先に焼いた牛肉の上から砂糖をまぶし直接醤油をさすやり方なら、終止“すき焼き”なような気もするが、最終的にはぐずぐずになって“すき煮”状態である。
食い物にだけは潔癖を貫く僕には、これがいつも釈然としないのだ。

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じゃ、なんで“すき焼”なんだ?
調べたら、寛永20年頃、魚介類を杉材の箱で味噌煮にした「杉やき」と、享和元年頃に使い古しの鋤(すき)を火にかざし、鳥類・魚類を焼いた焼肉「鋤やき」という二種類の料理が、牛肉の鍋物としての“すき焼き”の起源だとされるそうな。(わかったような、わからないような)
関東の割り下で煮る「牛鍋」に対し、関西式の「すき焼き」が、次第に関東でも「すき焼き」という呼称で定着していったそうである。
う〜む、まだ僕には説得力に欠ける説明だなあ。

結論を急ごう。
下関出身の友人から聞いた“すき焼き”は、思わず唸るすき焼きだった!
単純ではあるが、全ての肉を別鍋であらかじめ砂糖&醤油(関西式)で軽く炒めて(焼いて)しまうのだ。それを卓上のすき焼き鍋に野菜と適宜投入しながら食べるというやり方である。
これだと、終止肉の味が一定するし、最後まで肉が“焼き”の状態でいただける!!
皆さんのご家庭では、どんなだろうか?
下関の家庭が全てこのやり方なのかどうかは定かでない。


しかし、以来僕はこの“友人の下関式”を採用することにした。
年に一度あるかないかの我家のすき焼きは、それでも“すき焼き=殿様”な僕にはまだまだ敷居は高い。
なので、我家は下関式を安い“すき焼き肉切り落とし”で控えめにやるのだった……。





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Posted at 17:51 | | COM(0) | TB(0) |
2007.01.11

おふくろの味、飯鮨。

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息子が無事、先週土曜6日に北海道から帰ってきた。
しかも、僕の大好きな“飯鮨(いずし)”をぶら下げて!
我が古里の飯鮨は僕にとっては“おふくろの味”。
これだけは既製品ではもの足りない。

【ホッケの飯鮨】
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【紅鮭の飯鮨】
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【ハタハタの飯鮨】
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一時、母が面倒臭がって作らない時期があったが、強行に反対したおかげで最近は毎年漬けてくれるようになった。
お節だなんだといっても、僕にはこの飯鮨がないと何も始まらない。
例年どおりホッケ、紅鮭、ハタハタの3種だが、今年はホッケの漬かり具合が絶妙で酒がすすむ。
昨年は紅鮭が美味かった。
なにしろ気候による温度差で発酵具合が変わるため、毎年その味は微妙に違う。

滋賀の鮒寿司もそうだが飯鮨も熟鮨(なれずし)といって、共に鮨のルーツである。
これだけはビールだの焼酎では駄目!
ぽん酒でやる。(お茶請けにも良い)
ああ、日本人でよかった〜、としみじみいにしえへの想いが募るってもんだ……。
昔の人は偉い!
第一、勇気がある!!
滋賀の鮒寿司なぞ、最初に試した人の勇気はノーベル賞をあげたいくらいだ。
とにかく臭っさい、が、たまらなく美味である。
納豆も東南アジアがルーツとされるが、庭に散らかっていた藁に偶然落ちた茹で大豆が異臭を発し、食べてみたら美味かった、って俄に信じがたい勇気である。
永〜い、永〜〜〜い年月が、人間を勇気と探求心の塊にしたのだ。
考えてみたら、現代における食の革命的な発明・発見ってあまりない。
しいて挙げれば、保存法では缶詰。
これは熟鮨にかわる革命的な保存法かも知れない。
あとは先日亡くなった日清の会長安藤百幅さんの即席麺ぐらいだ。
安藤さんについては、後日にゆずるが、昔の人は偉かった!!

いずれにせよ、飯鮨はおふくろが死ぬ前に伝授してもらいたい料理の一つである。


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