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2007.06.08

食べ放題の憂鬱。

先日、家内と息子が「駅前のビルにすき焼きとしゃぶしゃぶ食べ放題の店ができたよ」と、いかにも“連れてけ”モードを発する。

で、行ってまいりました『鍋ぞう』。
現在首都圏を中心に21店舗のフランチャイズ店が営業する。

【しゃぶしゃぶ食べ放題の内容(+オプションは選択自由)】
●食べ放題¥1890(大人)+¥1500飲み放題+特製中華麺¥280/時間制限90分。
●食べ放題¥1050(子供)+お子様セット¥420(ソフトドリンクバー、じゃが丸、とり団子、ご飯食べ放題、アイスクリーム)/時間制限90分。
●オーストラリア産肩ロースと千葉産豚肉(うで、もも肉)を選べる。
●契約農家直送野菜20種以上を選べる。(野菜バー)

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『鍋ぞう』は無添加、無農薬食材にこだわる株式会社ワンダーテーブルが展開するチェーン店。
同社の事業内容は、飲食店・ホテル・ビリヤード場の経営、菓子・惣菜の製造販売、不動産賃貸。

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家族3人で、¥7500ぐらい。
確かに安いですね。
感想ですか?

オージー・ビーフは元来穀物ではなく牧草を飼料としているため、肉質が赤く硬い。
だから、焼肉やしゃぶしゃぶには適さないの。
BSE問題で、米国産牛肉が輸入禁止になっても“すき家”や“なか卯”はオージー・ビーフで、牛丼を供し続けたが、味や食感の問題から“吉野家”は牛丼をやめた経緯がある。
“吉野家”偉い!(食べないけど)

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ぼそぼその肉はともかく、各種野菜がいくらでも食べられるのは良い。ってな感じ……。(子供は楽しそうでしたが)

【鍋ぞう(戸塚店)】
神奈川県横浜市戸塚区戸塚町10 戸塚モディ7F
045-862-4129
JR戸塚駅 東口 徒歩1分
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ってことで、仕切り直し!
リベンジってわけでもありませんが、“自宅しゃぶしゃぶ”でございます♪
だから、時間制限なし!!(あたりまえだ)

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野菜は、春菊、えのき、椎茸、ネギ、木綿ごし豆腐。
肉は、国産牛肩ロース切り落とし。(一人前¥970)
サイド・メニューは、つぶ貝の煮付け、メカブと小松菜のポン酢。
前述のオージー・ビーフ画像と比べてみてください!
切り落としといえど、全然美味しそうでしょう♪

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それにしても、何故人は“食べ放題”に弱いのだろう?
特に“放題”という響きに、人は極端にポジティブになりますね。
管理社会、管理教育を忘れほんの一時だけ、反モラルという甘美な憧憬に浸れる希望を“放題”は抱かせる。
資本主体な、実は管理された自由を強いられる民主主義の中で、日頃たまりまくった鬱憤が、人々を“食べ放題”に誘因するのだろうか?

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財布を気にせず、世のお父さんは双手を広げて寛大な人に変身できる。しかも飲み放題だ。
誰に咎められることもない。
そこに、神も仏も介入し得ないワンダーワールドを思い描くのだ。
“食べ放題”は、子供の頃読み聴かされた『お菓子の家』と同一のロマンを彷彿させる。

そう、お父さんはヘンデルなのだ。
一方お母さんは、限られた食費をやりくりしながらの料理・後かたずづけの煩わしさから解放され、食べ放題・飲み放題にウキウキである。
そう、お母さんはグレーテルに変身したのである。
「肉ばかり食べないで、野菜も食べなさい!」なんて終止、エンゲル係数を気にする親からの小言から解放された子供はさらにハッピー♪である。

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しかし、だ。
生ビールを空け、熱燗をかたむけ、そろそろほろ酔い気分を満喫し、寛大な人になったはずのお父さんは、ここでまた小心な心持ちにうなだれるのである。
お父さん、頭の中でしばし算数。
時間制限90分という枠内で、お父さんは必至に算数する。

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食べ放題に、いきおい舞い上がっていたが、やはり期待よりも美味しくないお肉に落胆し、今イチ食が進まないお母さんと子供。
しかも子供は、飲み放題のソフトドリンクとご飯ですぐに満腹。

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その時点でお父さんは、“食べ放題”が魔法使いの罠だったことに落胆。
もはや、グリム童話に浸っている場合ではない。

「おい! 食べ放題なんだからもっと食え!! もとがとれないだろ!!!」

すっかりヘンデルからほろ酔いオヤジに舞い戻ったお父さんは、ついにいってしまうのだ………。(あ~あ)

悲しい。
一流店の一人¥7000以上の豪華しゃぶしゃぶは、ハレの日用にとっておけばいいのだ。じゃないと“しゃぶしゃぶ”のありがた味が薄れるばかりである。

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スーパーの切り落としの肩ロース肉だって、充分に美味しい。
やっぱり、“食べ放題”より家でゆっくり食べるほうがいいなあ、僕は♪



●最近読んだ本。
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鳳仙花
繊細な文体が、素晴らしい。
今まで読んだ中上健次の小説の中では一番でした、僕には。





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