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2009.07.07

梅雨の湯豆腐♪

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じめじめと鬱陶しい日が続きます。
そんな夜の晩酌には、湯豆腐がほしくなる・・・
何故、暑苦しいのに湯豆腐かって?

最近、池波正太郎の『新装版 殺しの掟/講談社文庫』を読んでいたのです。
これは1967年から1975年に、氏が小説誌に書かれた短編をまとめたもので、
その中に「梅雨の湯豆腐」という一遍があるのです。

江戸時代。浅草の外れ。
実直な楊枝職人、彦次郎の裏の顔は、金で殺人を請負う殺し屋である。
自家製の長針で急所を突き、人から恨みを買う人物を闇から闇へ葬る彦次郎は、
普段、畑に囲まれた百姓家で一心に楊枝作りに精を出し、
好物の豆腐と油揚を細かく切った湯豆腐を食べるのが楽しみなのである。

「殺し」の仕事以外では、温厚で質素な暮らしをこよなく愛する彦次郎が、
梅雨冷えの夜、いつものように湯豆腐を楽しんだ後、
夜中、家に忍び込んだターゲットに、逆に殺されてしまう。
翌朝、彦次郎の死体を発見したのは、通いの豆腐屋だった。

この彦次郎は、なんとなく「殺し」の仕事に限界を感じているわけです。
楊枝職人をしながら、朝夕自炊する平穏な生活も悪くない。
が、「殺し」の緊迫の魅力にとりつかれ、その狭間で葛藤する中、
湯豆腐が盛んに登場する。
いうなれば、湯豆腐が彦次郎の平穏な生活の象徴なわけです。

ただでさえ池波正太郎の小説には、美味そうな酒や肴が登場するんですが、
ちょうど梅雨の最中に読んでいたものだから、もうたまりません。

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今回は、昆布を敷いた「彦次郎の湯豆腐」と、鰯の干物。
酒は友人のE.Iちゃんに、先月誕生日プレゼントでいただいた
広島竹鶴酒造の無濾過純米酒「竹鶴」。
鰹花削りに生醤油でいただくのが、僕のやりかた。
醤油が薄まったら、飲む。
そしてまた豆腐と油揚におかかを乗せて、醤油を垂らし、一献、また一献。

梅雨の湯豆腐なのであった♪




殺しの掟新装版







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