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2009.09.09

白い鬼の、上州蕎麦♪

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何度読んでも面白い、池波正太郎「剣客商売シリーズ」であるが、
『剣客商売 五 白い鬼』を先日読み返していて、無性に食べたくなったのが、上州蕎麦なる蕎麦である・・・

剣客金子伊太朗は、「透きとおるような色白の顔に細く濃い眉。隆かい鼻すじ、
切長の両眼」をもつ美男であり、道行く彼に魅入らない女人たちはいないほど。

しかし、金子伊太朗のほんとうの姿は女性ばかりを狙う異常殺人鬼であり、
いわゆる猟奇殺人を次々に犯す。


金子伊太朗がそのような男になったのは、幼いころ実母にあかされた彼の出生についてで、
「お前を身ごもったときどうにも困り、水にながしてしまおうと思ったがとうとう生まれちまった」と聞かされる。


とある浪人に金で買われた母親が、不覚にも身ごもったのが金子伊太朗なのである。
家をとびだし乞食同然の金子伊太朗は、ひょんなきっかけで剣術の道にすすむが、
美少年の彼をなぐさみものにしようとする女性たちに、
母親に対する憎しみを重ね、次々と猟奇殺人を重ねるようになる。


人知れず猟奇殺人にあけくれる金子伊太朗は、
江戸にきて知った芝神明前にかまえる「上州屋」の蕎麦が大好物で、
これは上州で育った幼い彼が親しんだ蕎麦だった。


とまあ、異常殺人鬼である金子伊太朗という男の唯一の「人らしさ」を、彼の好物の上州蕎麦で表現しているところが池波正太郎氏らしい。

さて、その上州蕎麦とは?
「くろく、ふとい蕎麦。それを、生姜の搾り汁をたらしこんだ汁(つゆ)にたっぷりとつけてすすりこむ」そうで、ほかの薬味はいっさいつかわず、生姜の汁だけで食べるのが「上州ふう」だという。
そしてその汁には「わずかに味噌が混じっている・・・」
その汁へ、生姜の搾り汁をたらしこむと「妙に、うまい」のだそうだ。

読んでいるともう食べたくて仕方がない!
とりあえず、上州(群馬)ではないが黒い太打ちの乾麺を買って帰宅。

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煮切り味醂に同量の濃口醤油を合わせ一煮立ちさせ、2倍の量の、昆布と鰹厚削りで煮だした出汁を足し、最後に隠し味程度の八丁味噌を加えて、粗熱をとってから冷蔵庫で冷ます。(まあ、市販のめんつゆ+八丁味噌でも可)
蕎麦汁に合わせるのだから、赤い味噌だろうと判断しました。


【白い鬼の上州蕎麦】↓画像クリックで、正規サイズになります
搾らずにおろし生姜でいただいてみました。
まだまだ工夫の余地はあるが、確かにこれが、妙に美味い♪
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生姜もさることながら、ほんのり味噌が香る蕎麦汁がこれまで知らなかった世界です!
これはいける♪ ってことで、過日この汁を色々と応用してみました。


【上州風汁のぶっかけ冷麦&鮭ハラミ丼】↓画像クリックで、正規サイズになります
冷麦に白髪ネギとミョウガの千切りを乗せ、上州風汁をかけまわし、一味唐辛子とおろしキュウリを乗せて。
おろしキュウリとミョウガ、ほんのり味噌の上州風汁が爽やかです♪
ネギ微塵切りと焼いた鮭ハラミを刻み、すし酢を混ぜこんだ丼と一緒に。
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【上州風汁の鰹の叩き】
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周りをガス火で炙り、冷水で〆た鰹の叩きにたっぷりの上州風汁をかけ、小ネギを乗せる。おろし生姜とスダチを搾っていただきます♪
(面倒でも、自分で炙った叩きは美味いです)
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酒は、上州どなりの越州「朝日山 千寿盃」で。
遥か伊予洲(四国)、上州(群馬)、越州(新潟)を旅したような味わいである♪

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剣客商売(5)


朝日酒造 特別本醸造 朝日山 千寿盃1.8L







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